“青い鳥”

本はいい。私を現実から本の中へ連れて行ってくれる。よく聞いたような言葉だけど、今は本当にそう思う。

本を読み始めたのは、最近だ。小学生の頃は、1日1冊本を借りてきて読んでいた時もあった。思春期に入った頃、何度も親に本を読みなさいと言われたが全く読まず、アイドルのテレビや雑誌に夢中だったり、オシャレの雑誌も人並みに読んでいた。

数年前に、どこからかインフルエンザをもらってきて、熱が落ち着いて、立って家事をするには辛いけど寝ているのはもう飽きた…という頃、子供の読書感想文用の本(子供は読んでいなかったみたいだけど)を読んだ。

"世界から猫が消えたなら"

は、3時間ほどで一気に読んだ気がする。最後の方の猫の一言のセリフが胸にささり、急激に泣いてしまった。感動した。

勢いで、もう一冊読んだ。

"聖の青春"

だ。これは、将棋の世界での少年の成長を描いているが、これも泣いた。将棋の世界って、若い時に決まるんだ…大学受験なんかよりかなりキツいことがよく分かった。気持ちよく感動した。

それから、ぼちぼち本を読み始めた。一気に本を読む生活になったわけではなくて、1ヶ月に1冊だったのが2〜3冊となり、息子の不登校でさらに本を読んで何かを得たいと思い、それからは一週間に1冊は読めていると思う。本屋に行くと色々欲しくなり、家には読んでない本が山盛りだ。

今は、タイトルにもある

"青い鳥"

を読んでいる。家にいてもうちをなかなか出ない息子にかける言葉もないので、私から先に家を出て、喫茶店に来てモーニングとりながら読んでいる。お店の中で、最初の章を読み終えて、泣けてきた。いい先生のお話だ。続きが楽しみだけど、喫茶店を出てやりたい事もあるので、また後ほど読もう。