不登校の子に対する対応について思うこと

先日読んだ本に、"何も語らずむすっとしてる少年の甘さ"と書いてあり("サブマリン"より内容を引用させてもらいました。)私も、やっぱり、と共感した。

不登校児に限らず、何も説明せずにその場を逃げる方法を取る人は、やっぱり甘いと思う。逃げでしかない。しかも、いつかきっとチャンスが巡ってきて、それをつかめば元の軌道に戻れると思っているのだろう。

社会的な理解が幼稚園並み。

みんな、辛い思いを経験する。しない人なんて1人もいない。その中で、小さな喜びや相手に対する情みたいなものも感じとり、自分はこうしなければ、こうなっていこう、と成長していく。自分の中のよくない部分をきちんと感じ、反省する事がとても大事だと思う。後悔じゃなくて。後悔は全く必要ではない。それは、中学生くらいになったらあたり前に誰もが学び取っていくはずなんだ。でも、うちの子は違った。不登校生はそれができていない。いじめたらからかったりした人が悪い。みんなが悪い。僕は何も悪くない。だから自分は変わらなくていいんだ、とアピールする。

育児本や心理学でも、本人を受け止めてあげなさいと書いてあるけれど、それを本人が「そうだ、僕は間違えていない、変わらなくていいんだ」と受け止めていたら、その対応は本当に正しいのだろうか。できたことを褒めまくって「もうこれで最高に僕は頑張っていてみんなに認められるんだ」と思っていたとしたら、中学生なのに小学生並みの事しかできない大人になるだろう。

誰でも、良くない所がある。それを隠して、今は叱られないようにしていても、結局変わっていないから、良くない所を持ったまま大人になってしまう。しまいには叱られることもなくなって、みんなから相手にされなくなってしまうことが分かっているんだろうか。

だから、今すぐ考え方を変えるべきだ。変わって欲しい。周りが悪いという考えは捨てて欲しい。いじめられる子がいるとしたら、それは何も発言しないからだ。相手からからかわれたら、同等の仕返しをしてやるべきだろう。自分は優しくしている、悪くない、先生は何もしてくれない、だから休む、というのは、一体何だろう???結局自分では何も解決できてないけど…。